男がED(インポテンス)になる原因

ED

男ならEDという言葉はご存知でしょう。昔の呼び名でいうと「インポ」、インポテンス(またはインポテンツ)の略で、居酒屋トークや下ネタトークで飛び交っていた言葉です。

このインポは世の中に浸透しすぎたのか差別用語という風潮になり、今では「ED」という名前で統一されています。

泌尿器科やクリニックなどでもインポテンスやインポテンツという名前は使われてなくなっています。

インポであろうが、EDであろうが、意味は同じく「勃起障害」です。

男のアソコが勃起しない症状です。

ED(勃起障害)の定義は色々とありますが、管理人が調べた限り1番しっくりくるのが「男性の勃起が不十分で、性行為が満足できない状態」。

この定義のキーポイントは「満足」

つまり、昔のように勃起が上手くできないにしても、性行為が満足しているのであれば、それはEDにはならいなんです。

それでは少し例をあげて説明したいと思います。


60代の夫婦がいて、もう夜の生活はお互い興味がなくなったとします。

男性も歳をとったせいか性欲が高ぶったり、勃起することはもうありません。

しかし、夫婦は性行為がなくても楽しく暮らしていますし、何も不自由ない生活を送っています。


この場合だと、男性はEDなのか否か?

ED定義によると、これはEDではありません。理由は明白で、男性が勃起しないことで不満を感じていないからです。

勃起ができない症状をEDと呼ぶのであれば、この男性はEDで間違いありません。しかし、自分の勃起の不甲斐なさで何も不満がないのであれば、それはトラブルでも悩みでもないので、EDと位置づけられないということです。

しっかり、EDの知識を持ってEDに対して正しい判断をすることが大切です。

EDの原因とEDタイプについて

さて、前置きが長くなりましたが、今回の本題は「EDの原因はなんなのか?」です。

EDの定義について少し知ってもらったところで、原因について深く掘り下げて紹介していきます。

まず、EDには大きく別けて2つのタイプがあります。

  • 心因性のED(精神的な要因の勃起障害)
  • 器質性のED(身体的な要因の勃起障害)

基本的にEDはこの2つに別れます。厳密に言うと、4種類に分かれていて上記の2つに加えてやく「薬剤性のED」と心因性・器質性・薬剤性など全ての要因が混ざって起こってしまう「混合性のED」になります。

薬剤性と混合性は特別なEDという位置づけなので、今回は省いて説明します。また、機会があれば、詳しく説明していきたいと思います。

ということで、EDの主なタイプは心因性と器質性の2つ。

なぜ、大きく2つに別れているのかといいますと、「原因が違うから」この一言につきます。

EDという症状が現れる過程がこの2タイプでは異なるんです。だから、同じEDでも仕組みが違うわけですから、対策や治療法・予防法なども異なってくるわけです。

心因性のEDの原因について

心因性のEDとは文字通り「心」が引き金となって起こるEDになります。別名で「機能性の障害」とも呼ばれており、精神的なものが原因でおこるEDになります。

精神的なものが原因と言っても、精神的なダメージというのは色々あって、人それぞれ違いますよね。

例えばストレスを1つとっても、

  • 何をストレスと思うのか?
  • どんな状況ストレスを感じるのか?
  • どれほどストレスを感じるのか?

人によって様々です。

しかし、現実的にこのストレスなどの精神的なダメージがEDを引き起こしているんです。

それでは、どういった精神的なダメージが心因性EDの原因になるのか、また、どういった状況で陥ってしまうのかを詳しく紹介していきましょう。

日常生活のストレスが要因で心因性のEDになる

日常生活においてストレスは切っても切れない存在です。まさに、近代はストレス社会とも言われていて、「生きているだけでもストレスがかかる時代」とも呼ばれていますからね。

日常生活によるストレスをピックアップしてみましょう。

  • 仕事のストレス
  • 人間関係のストレス
  • 経済的なストレス
  • 身体的なストレス
  • 家庭関係のストレス

などなど。男が日常生活を送る上で、これらのストレスが1番多く感じるのではないでしょうか。

さて、なぜこのストレスが男の勃起にトラブルを持ってくるのか?

ストレスというのは表面的な部分ではなく、ストレスを感じたことによる内的な部分が深く関係します。

上記でピックアップしたストレスを受けた時に、不安に感じたり、プレッシャーを感じたり、焦りを感じたり、色々なことを感じてしまいます。

どれもモチベーションを下げるマイナスな要素でしかありません。

こういったストレスによるマイナスが日常生活でどんどん溜まっていきます。すると、人間は慢性的なストレスにより、自律神経と呼ばれる勃起に重要な神経系が不安定になりバランスを崩してしまいます。

ちなみに、うつ病などの症状も結果的に自律神経のバランスが崩れることで現れます。睡眠障害なども自律神経が原因で引き起こっています。

つまり、日常生活で溜に溜まったストレスが原因となって自律神経を不安定にさせ、ED症状が現れるようになるんです。

これがストレスによる心因性のEDの原因です。

突発的なマイナス感情が要因で心因性のEDになる

上出来では慢性的なストレスがジワジワと自律神経をむしばむことで起こる心因性EDを説明しました。

ストレスには慢性的にとは逆に突発的に強く感じるタイプもあります。

これも心因性EDの原因になります。

突発的で強いストレスと言う表現では曖昧なのでピンとこないですが、これが心因性EDを引き起こしてしまいます。

男が初めて性行為をする時、つまり、童貞を卒業する時に起こりうるのが良い例です。

初めての時に緊張したり、不安になったりと強いマイナス感情が加わることで急激に自律神経が崩れてしまって起こるED症状になります。

自律神経には2種類存在していいます。

交感神経と副交感神経といって、緊張や不安などのマイナス感情が働いている時は交感神経が優位になっており、リラックスしている時は副交感神経が優位になっています。

男が勃起をしている時は副交感神経が優位になっています。

つまり、童貞卒業の時に異常に緊張したり、異常に焦ったりすると交感神経にスイッチが入ってしまい、勃起が上手くできる状態になっていないんです。

こういったマイナス感情が強く感じるときは童貞時だけではありませんよね。


「前回は中折れしてしまったけど、今日こそは絶対に中折れせずに・・・という緊張。」

「彼女は自分が勃起しなかったら、嫌われているんじゃないかと勘違いするんじゃないだろうか・・・という不安。」

「途中で中折れしてしまい、勃起状態に早く元に戻さないと・・・という焦り。」


これらシチュエーションによる感情は全て交感神経にスイッチが入っていて、勃起ができない・しずらい状態になります。

また、毎回のように続くとトラウマのようになってしまい、どんどん心因性EDの症状は強くなっていくんです。

これが、突発的で強い「緊張・不安・焦り」といったマイナス感情が心因性EDの原因になるカラクリです。

器質性のEDの原因について

器質性のEDは身体の機能が原因で引き起こってしまうEDになります。

心因性が精神出会ったのに対して、器質性は身体機能そのものが関係して起こる勃起障害になります。

では、我々男が勃起をするのに重要な身体的機能とはなんなのか?

男が勃起をするのはあらゆる身体の機能を使用しています。その中でも重要な役割をしている内臓器官・機能は3つです。

  1. 血管(血流・血液)
  2. 睾丸(生殖器官)
  3. 神経(勃起神経)

この3つの身体の機能が勃起にとって重要になります。

では、簡単に勃起のメカニズムを説明したいと思います。


男は性欲や性的な興奮を感じると睾丸などの生殖器官で男性ホルモンが大量に分泌されます。

そして、その情報は身体の神経(勃起神経)を辿って男性器まで届きます。

男性器までこの一連の情報が送られると、男性器近くの筋肉が緩むことで男性器の海綿体という部分へ一気に血液が流れ込みます。

これで男性器は勃起します。


勃起が成り立つ仕組みからみても、血管・睾丸・神経は重要な役割をしているのがわかると思います。

それでは、このメカニズムを知ったところで、器質性のEDの原因を詳しく紹介していきましょう。

血流が悪くなると器質性のEDになる原因

勃起において、重要な役割を果たしている血液。そもそも男性器が勃起して硬くなるのは血液が集中するからであって、血液がなければ勃起はまず成り立ちません。

そんな血液の流れを血流と言います。

つまり、男性器に血液が流れ込むのは血流がスムーズだからです。逆に言えば血流が悪い状況だと勃起の司令が伝わって来たとしても血液が男性器へ流れこみにくいんです。

当然、そうなると勃起は難しくなります。

そして、血流を悪くする1番の原因が「動脈硬化」になります。動脈硬化になると血流が悪くなり、器質性のEDを起こす確率が高くなります。

詳しく言うと、動脈硬化がEDを引き起こすのではなく、動脈硬化により高血圧が原因となってEDを引き起こします。

実際に高血圧症の60%以上がEDを併発されている報告もあります。
加えて、高脂血症の患者のED併発りつも60%以上です。

どちらの病気も血流を悪くする症状があり、その血流の悪化がEDと関連している裏付けになります。

勃起の仕組みから見ても、血流症状の大きい病気の併発からみても、血流が原因で器質性EDになる恐れが高いのがわかると思います。

神経の障害が器質性のEDになる原因

神経がEDと関係していることは、「ストレスによって自律神経のバランスが崩れることで心因性のEDになる」という説明を上記で紹介
しました。

当然ですが、自律神経も人間の神経系の1つです。

自律神経が不安定になると勃起しないわけですが、勃起に重要な神経はも一つあって、これを勃起神経と言います。

勃起の仕組みのところでも少しお話しましたが、性の欲求や興奮といった情報が勃起神経にたどり着くことで、男性器付近の筋肉が緩み
血液が流れ込みます。

つまり、筋肉を緩めて血液を流す司令をしているのが勃起神経なんです。

勃起神経が傷ついていたり、勃起神経までの道中の神経(脊髄神経や末梢神経)が傷ついてしまうと、血流を流し込む司令ができないので、勃起に大きな影響を与え、EDになってしまうわけです。

神経障害や神経を傷つける病気の代表が「糖尿病」です。
この糖尿病とED併発率はなんと80%以上です。

これはEDや勃起の研究報告で発表もされていて、糖尿病になると末梢神経の多くが傷つけられてしまい、器質性のEDを引き起こす可能性が数段に上がるとされています。

EDで病院にかかった場合、まず糖尿病(血糖値)を調べられるのは、糖尿病患者のED併発率80%以上という確固たるデータが存在しているからなんです。

また、交通事故などの外傷によって神経が圧迫されたり傷つけられることでEDなるパターンも多く、これは勃起神経以前の神経が機能しないために勃起神経まで性的な興奮が送り届けられないからEDになります。

このように、神経が事故や病気によって圧迫・損傷することで、器質性のEDが発症してしまいます。

睾丸(生殖器官)が器質性のEDになる原因

EDの検査では血糖値の他にもう一つ絶対に調べられる項目があります。

それが男性ホルモン(テストステロン)の数値です。男性ホルモンという言葉は聞いたことがある人も多いと思いますが、男性ホルモンは勃起に大きく関係してきます。

勃起神経まで何を送り届けるか?
勃起の仕組みで説明したとおり、「性的な興奮」です。

この性的な興奮は強さと関係しているのが男性ホルモンになります。男は男性ホルモンを体内で分泌させることで初期の小さな性的な興奮を大きく膨れ上げさせています。

つまり、男性ホルモンを最も分泌する生殖器官「睾丸」が重要なポイントになります。男性ホルモンは睾丸以外にも、腎臓・副腎・下垂体といった器官でも分泌されていますが、男性ホルモンの8割は睾丸で作られています。

よって、男性ホルモンの分泌量の低下の鍵を握っているのは睾丸なんです。

また、男性ホルモンは25歳をピークにして年々右肩下がりに低下していきます。

男性ホルモンと年齢
引用:加齢男性性腺機能低下症候群(LOH症候群)治療の手引き

男性特有の老化現象の1つで、25歳を境に男性が分泌する男性ホルモンの量はどんどん低下していきます。

もちろん、個人差はありますが、この男性ホルモンの低下と比例して器質性EDの患者が増えるというのが医療機関の研究報告でわかっています。

つまり、男性ホルモンの分泌量がEDと関係している証明です。

EDは男性更年期障害の症状の1つとも言われていますが、男性更年期障害(LOH症候群)は男性ホルモンが著しく低下することで起こる
障害になります。

一般的な更年期障害は女性ですが、女性の場合も同じで女性ホルモンが急激に低下する歳頃に更年期障害が起こります。

器質性のEDも男性ホルモンの低下がもたらす、症状の1つなのです。

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